東霧島神社の由緒
東霧島神社の「石階段」の伝説
その昔、この地方を治めていた豪族で鬼といわれるほど恐れられ、善良なる土民に悪の限りを尽くしていたという。ところで、この善良なる土民の一人に、気品ある娘がおったという。悪しき豪族、その娘を嫁にせんがため、再三口説くもその願いかなわず、ついには田畑を荒らし、土民を困らせたという。土民はほとほと困り果て、ついには守り神である霧島の神様に願いをかけたのであります。霧島の、鬼どもを集めていはく。『この神殿に通ずる階段を一夜にして一千個の石を積み上げたならば、お前たちの願いをかなえ、もし、そのことがなし得られない時は、この地を去れ』と契約をなされたのであります。ある日のこと、夜も更け静まりかえったある時のこと。鬼どもは約束の石段作りに取りかかった。

集った鬼どもはあの怪力をもって!!あれよあれよ!!という間に石段を積み上げていったという。霧島の神ハタと困り、このままでは悪がはびこり、善はすたるの御心にましまして、東の空、しらじと明るくし、長鳴き鳥を集めて鳴かしめ、鬼どもは夜明けと思い、九百九十九個の石を積み上げたところでそうそうに退散したという。

この石階段を鬼磐階段と言い、振り向かずにこの階段を心を込め願い事をとなえながら登ると願いが叶うと言い、『振り向かずの坂』とも言います。なお、今でも霧島の神には鶏を殺し、御供えすることを禁じています。


故有谷の渦雨
『神石』のある谷を故有谷といいます。渦雨というのは「神石」(神裂石・魔石・雷神石・割裂神石)に一滴の水を注ぐと、必ず神南降り注ぐという。昔から早魅の年には社僧に願って、この神石に雨乞いをして五穀豊穣を続けてきたのであります。 明治初年、三島地頭が母智丘神社を建立した時、この田中石』を人夫を以て五十市の方-運ぼうとしたところ、一天俄かに曇って激しい雷雨が轟き、数ヶ所に落雷し、死者さえも出たので、皆ちりぢりに逃げ帰ったといいます。依って、この石を・・・雷神石ともいいます。


東霧島神社の龍神
歴史を感じる見事な造りの社殿奥に、雌雄1対の龍が彫られた立派な柱や扉の昇り降りの龍がしっかりと霧島神の守護となり霊験あらたかなる御光をふり注いでいます。
鬼磐階段振りむかずの坂を登りつめた神門脇にそびえ立つ400年の大杉に龍神が現れ、摩訶不思議の現象を呈し、一目を浴びています。。

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